【出会った生物】 : ミナミバンドウイルカ
石川県能登半島の中央、能登島周辺に「ミナミバンドウイルカ」が住み着いているという。向田漁港からは、ウォッチング船が数社出ていた。ミナミバンドウイルカは、通常沖縄や小笠原諸島周辺に生息していて日本海での確認は珍しいという。今回のウォッチングは、イルカを発見できることは、ほぼ確実であるため、いつものような「期待と不安」が全くないことが少し物足りない。出発して10分足らず、早くもイルカの群れに遭遇。親子を含め全部で8頭いた。イルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムも行われていた。イルカは多くの人間に追いかけられて少しかわいそうだった。
向田漁港より出港
晴天の中ミナミバンドウイルカを発見
ミナミバンドウイルカ
【出会った生物】 : シャチ、ミンククジラ、イシイルカ
羅臼町は今年で3年目となる。初日は天気は快晴、風も無く午前中にはシャチが見れたということで絶好の条件かと思いきや、出港すると霧で何も見えない。数メートル先も全く見えない条件が数時間続いた。途中でシャチの背びれを見かけたが見失ってしまう。終了間近かにようやく霧が晴れたが、時間オーバー。港に帰っていると、羅臼の街のすぐ近くにシャチを発見。大きなオスシャチだった。2日目は天候が悪化、午前便は何とか出港したものの、少しイシイルカが見えたくらい。午後は欠航となってしまった。(午後はウトロの観光船に乗船 ↓ の日記を見てください。)3日目は明け方まで雨が降り、波も高かったが何とか出港。イシイルカ、ミンククジラを発見。ミズナギドリが北へ向かって大移動していたので、追いかけていくと、2頭のシャチを発見。悠々と荒波の中を泳ぐ姿がかっこいい。今回の旅では天候が安定しない中、何とかシャチに出会うことができて良かった。
ミズナギドリの大群
羅臼の街のすぐ側にシャチのブロー
オスの背びれは2mにもなる
荒波の中をぐんぐん進むシャチ
イシイルカ
【出会った生物】 : ヒグマ、イシイルカ (悪天候のため途中帰港)
5月26日午後、羅臼町でのホエールウォッチングが悪天候のため欠航となってしまった。ダメ元で知床半島の羅臼と反対側にあるウトロの観光船に確認を取ると運航するという。通常ウトロ側の方が、欠航になり易いのに目づらしい。午後の便に間に合うように大急ぎで知床横断道路を走り、ウトロへ。知床峠では鹿やキツネと出会うものの、5月というのに雪がちらほら。今回乗船するのは、「知床世界遺産クルーズFOX号」。コースはウトロ港を出発して、知床半島沿いをヒグマを探しながら見学。知床岬手前のルシャ湾まで行き引き返す2時間の船旅です。出発すると雨と風が非情に強く、午前中に乗船していた羅臼側より天候が悪い。途中で引き返す可能性があるとのアナウンスが流れる。以前この辺りは、大型観光船で来た事があったが小型船の方が断然迫力があった。カムイワッカの滝を少し超えたところで、ヒグマを発見。1組の親子熊だった。アイヌ語でヒグマのことを「キムンカムイ(山の神)」と言うらしい。ちなみにシャチは「レプンカムイ(沖の神)」昨日と今日で陸と沖の神に出会った。しばらく観察していると波、風強くなり、港へ引き返すことに。羅臼への帰り道は案の定、雪のため知床峠が通行止め。遠回りして羅臼の町に帰りました。
エゾシカ
最初から雨と霧が立ち込める
ヒグマ
断崖スレスレを行く観光船
カムイワッカの滝
悪天候のため途中帰港となった
【出会った生物】 : マッコウクジラ、ハナゴンドウクジラ
前日は雨のため欠航となってしまいましたが、本日は何とか出港できました。朝5時30分に現地に集合、説明を聞いた後、6時に出発。今回もマッコウクジラ目当てで参加します。南紀は今回で4回目なのでそろそろマッコウクジラに遭遇したいところ。出発してすぐにハナゴンドウクジラを発見。その後1時間ぐらいしたところで、一緒に乗船していたお客さんがマッコウクジラと思われるブローを発見。かなり遠くの一瞬のブローをこんな大海原で見つけるなんて、すごい人です。しかしその後また1時間、懸命に探すもののなかなか見つからない。特殊な機械でマッコウクジラの声を聴きながらの捜索です。諦めかけたその時ようやくマッコウクジラを発見。一回見つかるとその周りにはたくさんのマッコウクジラ。潜る寸前には尾びれを高く上げて潜って行きます。今回はようやくマッコウクジラに出会えた。
マッコウクジラのクリック音を聴く機械
マッコウクジラ
尾びれを上げ深海へ潜っていった
マッコウクジラの親子
マッコウクジラの潮は斜め前方へ噴出す