【出会った生物】 : ニタリクジラ、ハナゴンドウクジラ
何回も計画しては実行できなかった高知でのホエールウォッチング。今回ようやく実現した。「海の貴婦人」と呼ばれるニタリクジラが安定してウォッチングできるのは土佐湾だけだそうだ。
初日は「1日ホエールウォッチングおきゃくツアー」という朝出港してから夕方まで一日中クジラを探す夢のようなツアーに参加。雨は降っているが波・風は割と穏やか。出港して1時間余り、ハナゴンドウクジラに遭遇。ハナゴンドウは動きが速くなかなか写真に納まらない。更にその1時間後ぐらいに親子のニタリクジラを発見。子供クジラはイルカをちょっと大きくしたぐらいの大きさだった。一生懸命親クジラに付いて泳いでいた。しかし子供連れだからか、なかなか近づけず、浮上しては近づき、すぐに潜ってしまうの繰り返しが続く。その後違う個体を探し、いくつものポイントを探すが見つからない。夕方近くになり諦めかけた時に、地元の漁師さんから2頭のクジラがいるという情報が入り急いで向かうとそこには大迫力の光景。2頭のニタリクジラが激しくフィーディングを繰り返していた。海鳥が集まりだすとその中心から突然クジラが大きな口を開けて、なぶらを丸のみにする。良くテレビで見る光景だった。この光景は1日ツアーでなかったら見ることが出来なかった。ちなみにこの土佐湾ではいろいろな場所に「黒潮牧場」というブイが設置してあり、浮いているものに集まるという魚、クジラの性質を利用し、漁をしたりウォッチングのポイントにしているそうです。この日は、12.14.20号ブイと主要なブイ全てを回った。後から聞いた情報によると1日で189kmも移動したそうです。
2日目は半日ツアーに参加。天候は若干回復。この日は既にクジラ発見の情報があるらしい。出港してい1時間半ぐらいで12号ブイの周辺で2頭のニタリクジラを発見。昨日フィーディングをしていた2頭か。船に興味があるのかすぐ側までやってくる。ニタリクジラの全身を写真に収めたいのだが近すぎて全部入らない。2日目はずっとこの12号ブイの周辺にクジラも留まっていたので、半日クジラを近くで見ることができた。その間、カツオの一本釣り船がやってきたり、釣りをしている人がいたり、シイラが跳ねたりとブイの周辺には魚が多くいることが分かった。
初日に乗船した星海丸
国の天然記念物横波メランジュ
ハナゴンドウクジラ
非常に珍しいという 赤足カツオ鳥
大きなお母さん?の右側に、小さな小さな子供
室戸岬の近くの14号ブイまでやってきた
ニタリクジラ フィーディング
ニタリクジラ フィーディング
ピンク色の顎まで良く見えます。
口の中の髭
「海の貴婦人」ニタリクジラのお顔
海鳥の集まるところにはクジラ
2日目は「航介丸」に乗船
12号ブイの周辺でニタリクジラに遭遇
カツオ一本釣り船
シイラのジャンプ
船のすぐ近くで浮上
【出会った生物】 : シャチ、マッコウクジラ、ザトウクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラ、イシイルカ、サメ
2019年羅臼町。今回はいつもより1日多い4日の日程。毎回5月の羅臼は本州の真冬と同じ格好で行くが、今回は非常に暑い。2日目の26日には近くの佐呂間町では5月の歴代全国最高気温となる39.5度を記録。知床らしからぬ気候となった。
1日目は、ザトウクジラに遭遇する。ザトウクジラが根室海峡に姿を現すのは、2年に一度ぐらいだとか。ザトウクジラは初めて出会うクジラ。その他イシイルカが船について泳いだ。
2日目。波風が全く無く最高の凪でのウォッチング。午前便は日露中間ライン付近でマッコウクジラ、午後便では念願のシャチ、さらには昨日出会ったザトウクジラに遭遇。その他ミンククジラ、イシイルカを発見。あとナガスクジラが出てくれば完璧だったが現れず。それでもこれだけ多くの大型クジラに出会えるのは羅臼だけ。最高の一日となった。また本日は非常に多くのサメが泳いでいた。
3日目。午前中からシャチに遭遇。陸に近いところに、分散していたが30頭ぐらいのシャチたち。中には大きな背びれのオスシャチもいて大感動。もう少し固まって泳いでくれれば良い写真も取れたのに残念。シャチに集合、整列の号令をかけたかった。午後はシャチ、昨日出会えなかったナガスクジラがいたが、すべて遠いところ。ナガスクジラは、日露中間ラインよりロシア側でブローのみ確認。シャチは大きなオスだったがなかなか近づけずロシア側へ行ってしまった。本日はミンククジラがあちらこちらに現れた。
4日目。午前中から羅臼らしい寒さが戻る。寒さとともにガスも発生。通常1~2時間もすれば晴れてくるが本日はなかなか剥げない。そんな中何とかイシイルカを発見するが、それ以外は視界不良もあり何も発見できず。午後便はそのまま欠航となってしまった。
今年の知床連山は雪が非常に少ない
今年も初めて出会った生物はイシイルカでした
初めて出会うザトウクジラ
言われなければナガスクジラと見分けが難しい
斜め前方へのブローはマッコウクジラ
マッコウクジラの頭
マッコウクジラ どの部分でしょう?
マッコウクジラの尾びれ?胸ビレ?
日ロ中間点よりロシア側のためこれ以上近寄れない
サメ 映画「ジョーズ」のように背びれを出して泳ぐ
今年もシャチに出会えました!
凪が良いので海中のシャチが透けて見える
雪山をバックにザトウクジラ
尾びれを上げそうで上げない時間が続く
ようやく上げた尾びれ
大きな尾びれを持つかっこいいオスシャチ
鏡のような水面となった
観光船と並走
雪山をバックにオスシャチ
地元羅臼では有名らしい毎年姿を現す 尾びれが根元から曲がったオスシャチ
3日目はあちらこちらでミンククジラが現れる
イシイルカも透けて見えます
【出会った生物】 : マッコウクジラ、アカボウクジラ、マンボウ
今回のウォッチングは、最初4月下旬に予定したものの、天候、波の予報が悪かったため、急遽5月に変更。変更した甲斐があり、当初予定した日は雨のため欠航、変更後は、天候、波風最高の条件となった。
初日は、好条件に加え、ここ数日毎日のようにクジラ類が見えており、今朝方の情報ではクジラたちが丘の方を向いて泳いでいたとの情報があり、期待が大きい中出港。しかし4時間余り、いろいろと情報が入るものの、全て遠い場所で行くことができない。船長さんも懸命に探してくれたものの、途中カジキが跳ねた以外は何も見えず、残念な結果となった。帰港後恒例のBBQにて釣りたてのカツオを食べたがもちもちとして、いつも食べているカツオとは全く味が違い驚く。
2日目も昨日に続き、天候、波風等最高の状況。出港すると、南紀各地のウォッチング船が同じ方向に走っていることに気が付く。何か情報が入っているか。1時間ぐらい進むとついに発見。体長16m以上あるオスの大きなマッコウクジラ。マッコウクジラに遭えたのは、2012年以来7年ぶり。真っ黒な体で、10分ぐらいぷかぷか浮いていたものの、大きな尾びれを海面に出し、深海に潜って行った。その後も違う個体3頭を次々発見。帰港間際には、アカボウクジラ(近づく前に潜ってしまったので遠くにちらっと見えただけ)、マンボウに遭遇することができた。
初日 南紀マリンレジャーサービス
朝焼けと釣り船
立派なカツオが釣れました
トローリングでカツオ釣り
2日目 清丸渡船
体長16m以上大マッコウクジラ
ぷかぷかと海面に浮かんでいるマッコウクジラ
ホエールテール
大きな尾を高く上げ深海へ
次々と違うマッコウクジラに遭遇
ウォッチング船とクジラ
マンボウ
【出会った生物】 : 発見できず (強風のため途中帰港)
昨年12月のホエールウォッチングの際に、乗船料が半額になる券をもらっていた(何も見えなかった時の特典)ので、また銚子でチャレンジ。出港直前に強風が吹き始め、出港できるか心配しましたが、出港できるということでひと安心。出港すると若干のうねりはあるものの、それほど船も揺れないし、漁船などの船も多く出ており、クジラを見つけやすい環境が整ったと思っていた。しかし1時間ぐらい進んで、いよいよイルカのいる海域に差し掛かった時、スタッフの方から「これ以上沖には行けず、港に引き返さなければならない」という説明があり引き返すことに。帰りは急に波が荒くなった感覚で、物凄い揺れと波しぶきにより、船酔い者も続出。帰るのに行きの2倍ぐらいの時間がかかった。行きは追い風だったので順調に感じていただけで、実際には波と風がすごく、帰りは向かい風と波の影響をもろに受けることになった。今回もイルカ・クジラ類に遭遇することはできなかった。途中帰港とはいえ、これで北海道以外でのホエールウォッチングでは、4回連続で何も発見することができず、残念な結果となった。
出港当初は、波も無く順調かと思われたが・・
漁船も大苦戦
銚子沖はいろいろな大型船が行きかう
大荒れの海
帰りは向かい風のためなかなか船が進まない