Whale Watching 2021

北海道 羅臼町 2021年6月26日~6月28日
第69~73回   (知床ネイチャークルーズ )
出会った生物】 : シャチ、マッコウクジラ、ナガスクジラ、イシイルカ


 今年の羅臼町は3日間の日程。今回は3日間ともに天候も良さそうで、前日までシャチも順調に見えているということで期待大。初日は晴天べた凪の中、順調にシャチに遭遇。ミズナギドリもたくさんいる。2日目午前中はナガスクジラに遭遇、午後は午前中散らばっていたシャチたちが大集結して、30頭以上が横一列に並び、まるで「NHKスペシャル」でやっていたシャチのお見合い状況になった。3日目は波風はないものの霧が発生し視界が悪い中、午前中はマッコウクジラに遭遇。運よく船の側に浮上し、その後もう一頭に出会うことができた。午後は午前中国後島側にいたシャチたちがやってきて、昨日のようなシャチだらけの状態に。好奇心旺盛なシャチたちのジャンプ大会になった。

6月下旬だというのにミズナギドリの大群。これだけの大群に出会うのは久しぶり。

毎年出港して一番最初に出会うのはイシイルカ。今年も3日間ともすべてのクルーズで出会うことができました。

一日目午後、出港して30分。今年もシャチたちに出会うことができました。広く分散しているものの10頭ぐらいのシャチがいました。

べた凪の中、水面に透けるシャチの姿は幻想的です。

2日目AM 本日も海はべた凪。まずはナガスクジラに遭遇。写真では伝わらないが、大きさは20Ⅿ以上の大きさ。背中がスーと出てまた潜ってしまうため見つけるので大変。2年ぶりの遭遇。

凪の海。シャチたちは分散して10頭ほどいました。

2日目PM。波風が出てきましたが、午前中分散していたシャチたちが集まってきた。場所は羅臼の街からすぐ近く。恐らく霧がなければ街からも見える距離。

あちらこちらにシャチの群れ。どこを見てよいか迷ってしまうほどの数。全部で60頭以上はいたと思われます。横に30頭ほどが並んだ時は全部をカメラにおさめることは出来ませんでしたが、「NHKスペシャル」で見たお見合いと同じ光景でした。

3日目AM。霧が発生し視界が悪く中出港。他船がソナーを使ってマッコウクジラのクリック音を拾っており、観光船数隻でマッコウクジラが浮上するのを待つ。そんな中ラッキーなことに乗船していた船のすぐ側でマッコウクジラが浮上。マッコウクジラ特有の斜め前に傾くブローをしばらく観察。

しばらく息を整えると再び深海へ。羅臼町にやってくるマッコウクジラは雄だけだそうです。よって他で見かけるマッコウクジラと比較して大きいものが多い。

全クルーズで出会うことができたイシイルカ。泳いでいるときは水しぶきだけで、なかなか姿を確認できませんが、休んでいるときは比較的よく見える。白と黒のボディーでシャチによく似ているが、体長は2mほど。

3日目PM。午前中国後島側にいたシャチたちが続々と羅臼側に入ってきました。みるみるうちに集結し始め、15頭前後の群れがあちらこちらに。またどこを見て良いか迷ってしまう状況に。

横一列に並んだシャチ。凄い数のシャチの群れがあちらこちらに。

大きな背ビレを持つ雄のシャチから子供のシャチまで15頭以上の群れ

シャチのペニス。 6月は繁殖の時期なのでシャチたちの動きが活発になります。

シャチたちのジャンプ大会が始まりました。群れの子供たちを中心にジャンプを繰り返す。

こちらが気になるのか覗き込んできます。

ジャンプ

ジャンプ。ジャンプ。あちらこちらでジャンプしています。

 

 

 

 

和歌山県 那智勝浦町 2021年5月4日
第68回   (清丸渡船 )
出会った生物】 : コビレゴンドウ


 一昨年の同じ日、同じ場所、同じ船で大マッコウクジラに出会ったので、同じ条件でウォッチングに参加。本日は波風なく、南紀としてはべた凪の状況なので、クジラを発見できる可能性は高そう。出港して1時間半あまりでコビレゴンドウ数十頭の群れに遭遇。近寄っては離れを繰り返し、だいぶ観察できたので、大物を探しに別の場所に移動。しかし、その後はクジラ類を発見できず、マッコウクジラにも遭遇できなかった。


一昨年、大マッコウクジラに出会った時と同じ、清丸渡船さんにて、ホエールウォッチングに参加。朝5時30分に集合。


朝6:00時朝焼けの中出港。本日は波、風ともに無く、沖に出ても南紀としてはべた凪となっており、クジラ類発見の期待が高まる。


出港して1時間半ぐらい。コビレゴンドウ数十頭の群れに遭遇。最初は警戒して中々近づくことができなかったものの、徐々に慣れてきたのか少しづつ距離が近くなる。


コビレゴンドウは体長6mあまり、小型のクジラですが、体の色は真っ黒で地味。


一際大きいコビレゴンドウ。群れの中で目立っていました。


べた凪のなか、一昨年のような大マッコウクジラとの遭遇を期待したが、今回は残念ながら出会うことはできなかった。

 

千葉県 銚子市 2021年4月11日
第67回   (銚子海洋研究所 )
出会った生物】 : ザトウクジラ


 2021年最初のウォッチングは銚子での沖合イルカウォッチング。本日は快晴、心配していた風もそれほど強くなく絶好のウォッチング日和です。本日のお目当ては「カマイルカ」。しかし、出港から3時間あまり探すも全く見つからず。時間もいっぱいになり、帰港することに。しかし帰港の途中でザトウクジラを発見。(スタッフさんはブローを確認した模様)全部で5頭いたようですが、かなり警戒しているようで、なかなか近くに行けない。見えたのはちらっと胸ビレが見えた程度。その後時間いっぱいになり帰港することに。最初からザトウクジラに会えていたらもう少し観察できたかと思うと少し残念な感じがしました。

本日は晴天。心配された波もそれほどでもなく、イルカを探すには良い条件となった。今回はカマイルカを探しに「フリッパー号」に乗船。一週間ほど前にはザトウクジラもいたそうなので期待が膨らむ。

東洋のドーバーと呼ばれる屏風が浦。

クロアシアホウドリ 翼を広げると多きさは、2Mにもなる。
海鳥はそこそこいるものの、肝心なイルカ、クジラ類には全く出会えない。かなり広い海域を探しているようだが、全く出会えない。

帰港間際にザトウクジラに遭遇。スタッフさんはブローを確認したようだが、何処にいるか全くわからない。警戒しているのか潜ったまま全然姿を現さない時間が続く。しばらく探しては、少し移動してまた探すの繰り返しをすること数十分。ようやく遠くにザトウクジラの尾びれを確認。その後胸ビレを確認したもおの、確認できたのはこの2回だけ。まったく見られないお客さんも多くいたのではないでしょうか。写真は運よく胸ビレが写っていました。

 今回は天候もよく多くのイルカ、クジラを見ることができることを期待したので、残念な結果となった。

 

帰港してからのスタッフさんの説明では、今回はイルカウォッチングということで、最初にカマイルカが海遊するポイントを探しに行って、いなかったから最近ザトウクジラがいる海域を探したところ、ザトウクジラに出会えたとのこと。最初からザトウクジラを探していれば、もう少し長くクジラを観察できたのに少しもったいない感じ。